感情の源

現在51歳になったわたくしは

今年の初めから

しんどいいな・・・

と感じる場面が増えたため

「更年期の影響もあり生活のペースを変えた」

というお話しをさせて頂きました。

すると

「更年期って言い訳よね」

と人生の先輩がぴしゃりとお答えになられました。

お話しを伺うと

その方は更年期を苦労せずに過ごせた

お幸せな方のようです。

しかし

こればかりは

辛いのも本人しかわからないし

その辛さを

言語化して

きっちりと伝えるのも難しくて

非常にもどかしい気分と

決めつけられたような思いに

気持ちがざわめく感じがいたしました。

この「決めつけられたような気持ち」

そこに反応する私はなぜだろうか?

自分の感情にフォーカスしていきます。

自分の辛さをわかってもらえない。

相手の価値観で決めつけられて判断されてしまうこと。

自分の存在が置いてきぼりになる感覚。

「感じるな」(更年期の辛さを)を言われる抑圧感。

蘇ってくるのは

子ども時代の親の存在。

自分の中の幼い子供

インナーチャイルドが

この抑圧感を刺激して

親でもない他人であっても

あたかも

親から言われたごとく

激しく抵抗してしまう。

自分を護るために必死になる。

もちろん

その葛藤を見せないように

表面上取り繕うことで

必死にもなる。

まるで

幼い自分を

背中に隠して

相手からの攻撃から

護るように。

「感じるな」というのは

自分が自分であってはいけない

というメッセージとして

受け止めてしまいます。

この結果

自尊心が育たなかったり

低い自己肯定感を持つようになる。

よく「私なんか・・・」

というセリフが口癖になってしまうのは

おそらく

自己肯定感を持てない方が多いのだと思う。

今回の

「更年期って言い訳よね」

という対応については

まったく別のシーンで

掛けて頂いたコトバを思い出し

それをお伝えしました。

そのお言葉は

「人によってはこじらせてしまうと

長引くこともあるから、更年期を軽く見てはダメよ」

という内容でした。

私はこの言葉を掛けて頂いて

とても気持ちが楽になった

とお伝えしたところ

これ以上のやりとりには

発展しませんでした。

この世の中には

人の自尊心を平気で踏みにじる人もいれば

自己肯定感を上げてくれる人もいらっしゃいます。

それが意識的なのか

無意識に行っていることなのかは

本人でなければわかりません。

自分のモノサシだけで

自分の経験だけで

良いか悪いを決めてしまう。

そこに振り回されて

一喜一憂する苦しさも辛いものがあります。

いちいち反発したり

喧嘩腰になるのも

大人げないし

エレガントでもありません。

ゆとりを持ち

穏やかにやり過ごすためには

自分の中の

解釈を変えること。

そして

解釈を変える幅を広くするためにも

知識を蓄えることです。

知識は誰からも奪われない

自分を護る宝物になります。

感情の源泉を辿るのは

時には辛く

苦しい作業です。

お一人ではなかなか難しいケースもございます。

リコラの森では

そのようなケースにも

決めつけや

抑圧などをすることなく

安心な場所として

寄り添うカウンセリングを行います。

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