承認欲求が暴走するとき

最近、「承認欲求が強すぎる人と、どう接したらいいのか」というテーマのもと、意見交換を行いました。

承認欲求は本来、誰にでもある自然な気持ちです。
「頑張ったことを認めてほしい」
「褒めてもらえると嬉しい」
これは人間として当然の感情であり、健全に働けば自己成長の原動力になります。

しかし、この承認欲求が“暴走”してしまう人がいます。
背景には多くの場合、子ども時代の体験が隠されています。


自己否定感とAC(アダルトチルドレン)の影響

子どもの頃に、親や周囲から十分に認めてもらえなかった人は、心に「自分には価値がないのではないか」という自己否定感を抱えやすくなります。
家庭の中で安心できなかったり、常に気をつかって生き延びなければならなかったりすると、その人にとって「人に認められること」が 生き抜くためのスキル になっていきます。

例えば——
・人の世話を焼くことで存在価値を示そうとする
・アドバイスをして「頼りになる人」と思われたい
・すごいと言われたい、注目を浴びたい
・「自分がいなくてはダメだ」と思わせたい

これらの行動は、すべて「認めてもらえなかった過去」の裏返しです。
空洞を埋めるために、他者からの承認を絶えず求めてしまうのです。


承認欲求が暴走するとき

承認欲求が強く働いている人は、最初は魅力的に映ることもあります。
親切にしてくれたり、熱心に応援してくれたりするからです。

しかし、時間が経つと次のような様子が出てきます。
・褒められないと不機嫌になる
・感謝が足りないと感じて怒る
・相手の自由より「自分をどう思うか」を優先させる
・周囲を振り回し、疲れさせる

この時点で、その人は「他人を思いやる」よりも「自分の空洞を埋めること」が優先になっています。
結果として、関わる側はどんどん消耗してしまうのです。


巻き込まれないための秘策

では、こうした人に巻き込まれずに関わるにはどうしたらよいでしょうか。
大切なのは「相手を変えようとしない」ことです。

承認欲求の暴走は、相手の幼少期からの心のパターンに根差しています。
「もっと自立してほしい」
「私を振り回さないでほしい」
と願っても、あなたが説得して変わることはまずありません。

だからこそ必要なのは、自分の境界線を意識することです。
・相手が求める承認をすべて与えようとしない
・過度に依存されそうになったら距離を取る
・「私がいなくてはダメだ」という幻想に巻き込まれない

境界線を守ることで、相手の承認欲求に呑み込まれずに済みます。


最後に

承認欲求は誰にでもあるものです。
ただ、それが暴走したとき、人間関係を歪め、周囲を疲弊させてしまうことがあります。

もしあなたが「距離を取らなくては」と感じるなら、それは心が発するサインです。
相手に対して罪悪感を持つ必要はありません。
あなたの心の平穏を守ることが、何よりも大切なのです。

「巻き込まれない秘策」とは、結局のところ 自分の心を守る境界線をしっかり持つこと
承認欲求の渦に引き込まれず、自分の人生を主体的に歩んでいくことこそが、健全な人間関係を築く第一歩です。

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★画像はAIによって生成した私のオリジナルです。著作権はリコラにございます。

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