毒親

こちらの画像は

なぜか後生大事にとっておいた

幼稚園時代の

おにぎり入れと

お弁当袋にコップ入れ

ほぼ半世紀前の年代物でございます。

当時の母は家事と家業で

とても忙しくて

お弁当の中身は

いつも

卵焼きや鮭を焼いたのか

ウインナーか

たらこを焼いたやつ。

カラフルなお弁当は夢のまた夢。

様々な葛藤の中で

昨今流行した

「毒親」

というカテゴリーにも

堂々とエントリーできるのでは?

という経緯もありましたが

このお弁当袋やコップ入れの刺繍も

忙しい合間に

作ってくれたことを思うと

母は母なりに頑張ってきたのだ!

という境地に立つことが出来ました。

幼少期の自分を振り返ると

ものすごく疲れます。

そこには

時間を巻き戻した感覚の中で

まるで乗り物に乗って酔ったような

マッサージの揉み返しのような

「今ここ」の現実に

しっかり自分を戻す必要もあるのです。

偶然のタイミングでしたが

お弁当袋を眺めた過去の振り返りのあとで

絵本セラピーのイベントに参加いたしました。

セラピストは

私の絵本セラピーの同期。

とても優しく味のある読み聞かせをしてくれました。

無垢な気持ちで向き合う絵本との時間、

好きなお弁当の中身は何?

そう聞かれて

無意識に書き連ねたものは

たまごやき

ウインナー

鮭の焼いたやつ

しっかり焼けてるたらこ

そう・・・

気が付いたら

あの頃のお弁当に入っていたものを

書いてました。

あんなにうんざりしていた

お弁当の中身なのに。

毒親を持つことを自覚していた自分は

過去の出来事を振り返り

理解や解釈を変えて

母の毒を抜きました。

これは

お医者様でもなく

カウンセラーやセラピストでもなく

我が子である私しか出来ない作業です。

周囲は

サポートするだけ。

母の毒抜き作業を通して実感しました。

~された

というメインの思考から

~してくれた

という切り替えは

自分自身を

苦しみから解放します。

世の中にあふれる様々なセラピーやセッションの中で

どうか抑圧や支配のない

安心で安全な方法をお選び下さい。

ご相談やカウンセリングは下記問い合わせフォームからお願いいたします。

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