共依存に起こる変化と3つの問い

依存症者は

考え方、感情、行動、人間関係、習慣が変わり、

その家族も

依存症者に巻き込まれるように

本来の考え方、感情、行動、人間関係、習慣が

変わってしまいます。

どのような変化が起きるのか

それぞれの項目についてお伝えしてまいります。

まず、本人は

考え方が短絡的になります。

行動は無計画になりがちです。

不安や見捨てられ不安を抱え、

ある人との関係が終了してしまうのではないか、

という不安を感じるようになります。

結びつきはすべてが依存対象のものになっていきます。

アルコール依存であるならば

何かにつけて飲むことが主役になり、

価値観までが変化していきます。

そして、その依存症者の家族にも変化が生じます。

まず信念体系が変わります。

結婚なんてろくなもんじゃない、

子どもがいたら苦労する。。。。

そして行動が変わります。

頑張ればなんとかなると、自分の意志力に期待するようになります。

感情面は依存症者本人と同じように

見捨てられ不安にさいなまれ

頑張ることを手放しすることが出来ず

頑張る自分を続けてしまいます。

そして成果が出ないことで

自己否定感を持ってしまいがちです。

このような状態では

従来の人間関係を維持することも難しく、

人付き合いをしなくなったり、

限定的な付き合いなど

人との結びつきが弱くなっていく傾向がございます。

さらに依存症者中心の生活となり、

家族は大きな影響を受けます。

家族にとっては

存症を正しく理解することがとても大切です。

一人で解決することはとても困難です。

専門機関など

適切な情報を受け取れる

安心安全な支援に繋がることが大切と考えます。

依存症の家族は

その依存症という病を助けてしまっているケースがあります。

お酒を飲んで失敗する配偶者

なんとかなる環境を作ってしまうのです。

これは共依存の大きな特徴であるともいえます。

この共依存をやめるために3つの問がございます。

1 その問題を解決するのは本来は誰の責任だろうか?

2 その問題に対して私に出来ることは何だろうか?

3 私の責任は何だろうか?

この3つの問いは

アルコール依存症のご家族でなくても

一般的に「私は共依存です(でした)」

というご自身の課題に気づかれている方にとっては

何かしらの生きづらさのヒントにもなるかと思います。

頑張りすぎることを手放す勇気も

セルフケアへつながる

大切な選択です。

ご相談はZOOMにてお受けいたしております。

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