愛と執着

家族関係や恋人関係といった

繋がりの強い関係ほど

幻想を抱きやすい

と言われております。

それは

自分の思い入れをその関係に投げ入れてしまうため。

家族や恋人以外の関係であれば

自分の思い通りにいかない時には

「そういう時もある」

とやり過ごすことが出来ても

家族や恋人といった持続性のある関係であると

自分の思い入れが現実とかけ離れてしまうと

「裏切られた」

「傷つけられた」

という怒りの感情が恨みに変化してしまいます。

思い入れとは

相手はこういう風に考えているはず

という個人の思い込みです。

親は子に

夫は妻に

妻は夫に

そして恋人同士ならばパートナーに対して

この人はこういう人だ

とすべてを理解しているつもりになってしまうかもしれません。

しかし

本当にすべてをわかっているのでしょうか。

愛と執着を見間違うと

どんどん相手を追い込み

時には傷つけてしまう可能性もある。

執着は支配と仲良しです。

自分の思い通りにならずに

愛がないと思うならば

それは

愛のふりをした

執着かもしれません。

全てが

自分の思い通りになるのが愛ではない。

思い通りにしたいから拘束するのであれば

それもまた愛ではない。

幻想を抱きやすい身近な関係こそ

執着と愛の見極めが大切なのです。

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